03 / シンボルツリー

シンボルツリーとは？

外構デザインにおいてのメリットも勿論ありますが何かの記念として植える場合もございます。
シンボルツリーは、言葉のとおりシンボリック的な存在となり、お庭・玄関や庭園のシンボルとなる庭木を指します。

シンボルツリーのメリット

玄関にシンボルツリーを植える事により外からの視線を遮る効果もあります。
年々の気温上昇する日本にとって植樹によるメリットにはちょっとした日陰を作ってくれたり、涼しげなイメージや季節によって変わる種類のものを選択すれば日本の四季を感じられるものもございます。

シンボルツリーを選ぶ

常緑樹と落葉樹の特徴を知ってから、選択すると良いでしょう。常緑樹は1 年を通して緑の葉を絶やす事のない植物を指します。
1年中緑の葉が安定している為、玄関前や近隣、道路からの視線を遮る事を目的としたり、冬でも葉が落ちる事が少ない事、寂しい気持ちにはならないなどの特徴がございます。
しかし葉が多く日当たりは悪くなりやすいデメリットもあります。
低木や草花といった園芸を行うには日当たりが悪くなりやすい為常緑樹から離して植栽するなど条件が必要となる事もございます。
落葉樹は春には葉を出し夏には葉を茂らせて木にもよりますが秋には色とりどりの葉で楽しませてくれ、冬には葉を落とし休眠を始めます。四季を感じられる木を選ぶなら、落葉樹が良いでしょう。
夏には葉がたくさん茂り、日陰を作り秋や冬には落ち葉となる為、寒い季節には日向を作ってくれる為常緑樹のように年中日陰となる事はありません。落ち葉の掃除や、冬　には視線を遮る事はできなくなるというデメリットもあります。

常緑樹

〈シマトネリコ〉

住宅にレンガや石張りといった外観と非常に相性の良い樹木となります。
シマトネリコは外構エクステリアデザインにおいて近年とても採用されるほど人気の高い植木で、洋風で柔らかな雰囲気がシンボルツリーとして人気の理由です。特徴としては3～4ｍ近く成長する事を想定して植樹すると良いでしょう。強い日当りで全く問題なく、乾燥する場所にも問題ありません。葉は少し濃いめで、多いことから重量感のある外構デザインを好まれる方はシマトネリコを採用すると良いと思います。

〈オリーブ〉

シンボルツリーとして、とても人気が高く洋風のデザインにはとても相性の良い樹木となります。
オリーブは強い日差しにも強く、乾燥にも強い特性を持ち、害虫も付きにくいメリットもございます。
オリーブの特徴として、日当たりが強い場所でも選択できる庭木です。成長すると大きく広がる為年々素敵さが増していきます。
しかし、大きくなることを前提に植えてしまい剪定で整えたりを行ってしまうと樹が固くなり、オリーブの植樹条件としてある程度空間のある場所に植えるとストレスなくオリーブらしさが長期間楽しめることでしょう。

落葉樹

〈アオダモ〉

さわやかな雰囲気でスラっとした樹の形となり枝先に細かい葉をつけます。春にはふわふわとした白い花をたくさん咲かせ夏には涼しさを感じさせる樹木となります。
アオダモは日当たりが良いところに植えるのが一番です。
剪定もほとんど行わなくても自然な形で害虫も比較的少なくとても扱いやすい植物となります。

〈ヤマボウシ〉

ナチュラルなデザインを好まれる方にはシンボルツリーとして選ばれています。
春には新緑、初夏には白い花を咲かせます。夏には赤い実が実り秋には紅葉となり四季をしっかりと感じさせてくれる植樹となります。日当りが良い所が条件となります。
ヤマボウシは成長すると高さ１０メートルにもなるため先々へのことを考慮し植えると良いでしょう。